Ryzen AI Max+ PRO 495とRyzen AI Max+ 395を比較|どちらを買うべき?
結論から言うと、CPU・GPU・NPUの小幅な仕様向上だけを目的に495を買う必要はありません。 128GB以下の構成で作業を完結でき、法人向けのAMD PRO機能も不要なら、まず395搭載PCを選びます。一方、128GBを超えるメモリ構成が必要、またはAMD PRO Technologiesが導入条件なら495を選びます。
これは「両製品の性能が同じ」という意味ではありません。495のCPU・GPU周波数とNPUの公称性能は上がっています。ただし、両製品は同じZen 5の16コア/32スレッドCPUと40 CUの内蔵GPUを備えており、公開仕様から495を大幅な性能アップグレードと位置づける根拠はありません。
主要スペックと購入上の意味
| 項目 | Ryzen AI Max+ PRO 495 | Ryzen AI Max+ 395 | 購入判断 |
|---|---|---|---|
| CPU | Zen 5、16コア/32スレッド | Zen 5、16コア/32スレッド | CPU構成は同じ |
| 最大ブーストクロック | 5.2GHz | 5.1GHz | この差だけで495を選ばない |
| 内蔵GPU | Radeon 8065S、40 CU | Radeon 8060S、40 CU | GPU構成は同じ、周波数は異なる |
| GPU動作周波数 | 3,000MHz | 2,900MHz | この差だけで495を選ばない |
| NPU性能 | 最大55 TOPS | 最大50 TOPS | TOPSだけでLLM速度を判断しない |
| 対応する最大メモリ | 192GB | 128GB | 128GBを超える構成が必要なら495 |
| 最大メモリ速度 | LPDDR5x-8533 | LPDDR5x-8000 | 495が上回るが、アプリの速度差とは別 |
| 標準TDP/設定可能範囲 | 55W/45~120W | 55W/45~120W | 省電力目的で495を選ぶ根拠はない |
| AMD PRO Technologies | 対応 | 非対応 | 組織の導入要件なら495 |
CPU中心の作業なら、どちらを選ぶ?
動画の書き出し、3Dレンダリング、コードのビルドが主目的なら、CPU性能だけを理由に495を選ぶ必要はありません。 両製品はZen 5の16コア/32スレッドで、最大ブーストクロックの公称差は0.1GHzです。
128GB以下のメモリで作業が収まり、PRO機能も不要なら、価格と完成品の仕様を比べたうえで395搭載PCを優先してください。495を選ぶ理由は、小幅なCPUクロック差よりも、192GB構成またはPRO機能が必要かどうかです。

ゲーム・映像制作などGPU中心の作業なら?
Radeon 8065Sという名称だけを理由に495を選ぶ必要はありません。 495のRadeon 8065Sと395のRadeon 8060Sは、どちらも40 CUです。495の公称GPU周波数は100MHz高いものの、それだけでゲームのFPSや映像制作の処理時間が大きく変わるとは言えません。
ゲームやGPU制作が中心で、128GB以内の構成で足りるなら395搭載PCを先に選びます。 浮いた予算をストレージやディスプレイなどに充てるほうが、自分の作業環境に合う場合があります。特定のゲームで目標FPSがある、または特定の制作ソフトの処理時間を重視するなら、そのタイトル・ソフトで測定された完成品の結果を購入条件にしてください。公開仕様だけを根拠に495の大幅なGPU性能向上を期待して購入するのは避けましょう。

ローカルAI・LLMなら、容量と処理速度を分けて選ぶ
ローカルAIで495を選ぶ明確な理由は、128GBを超えるメモリ構成が必要なことです。 大きなモデルだけでなく、長いコンテキスト、埋め込みモデル、検索用データベース、開発ツールなどを同じPCで同時に使い、作業全体が128GBを超えるなら、192GB構成に対応する495を選びます。
反対に、予定しているモデルと周辺ソフトが128GBのPCに収まるなら、生成速度の向上だけを期待して495を買う必要はありません。メモリが64GB多いことは、既に収まっているモデルの回答を自動的に速くすることとは違います。
NPUも同じ考え方です。495は最大55 TOPS、395は最大50 TOPSですが、5 TOPSの差だけを理由にLLM用PCを選ばないでください。使用するソフトがCPU、GPU、NPUのどれを利用するかによって意味が変わります。AMDのROCm資料には両製品のGPUがgfx1151系として掲載されていますが、使いたいアプリの対応状況はOSとソフトのバージョンまで確認する必要があります。

購入の結論:作業全体が128GB以内なら395、128GBを超えることが確認できたら192GB構成の495です。 「いつか大きなモデルを使うかも」という理由だけで決めず、まず使うモデルと同時起動するソフトを挙げてください。
法人・研究室で導入するなら?
AMD PRO Technologiesが組織の導入要件なら495を選びます。 AMDは495について、DASHによる管理機能やAMD Memory Guardなどを製品仕様に掲載しています。
一方、個人のAI開発や制作に使い、こうした管理機能が不要なら、PROという名称だけで495を選ぶ必要はありません。法人であっても「PRO搭載だから導入可能」と即断せず、IT担当者が必要な管理機能と完成品・OSの対応を確認してください。
ACEMAGIC製品で比較するときの注意点
ACEMAGIC日本サイトには、Ryzen AI Max+ PRO 495搭載F9Aの192GBメモリ/2TB SSD構成と、Ryzen AI Max+ 395搭載M1A PRO+の128GBメモリ/2TB SSD構成が掲載されています。
- 192GBが必要、またはPRO機能が必須: F9Aの構成と予約条件を確認する。
- 128GBで十分、価格を重視: M1A PRO+を比較候補にし。
ACEMAGIC F9A
128GBを超えるメモリ構成でローカルAI環境を組みたい人向けの比較候補。
- Ryzen AI Max+ PRO 495/Radeon 8065S内蔵GPU
- 192GB LPDDR5x 8533MT/s(オンボード、増設不可)
- 2TB SSD/Windows 11 Pro/OCuLink対応
最終結論:495を買う理由が明確でなければ、395から比較する
| あなたの購入目的 | 選択 |
|---|---|
| CPU処理を少しでも速くしたい | CPU仕様差だけでは495を選ばない |
| ゲームやGPU制作が中心 | 128GBで足りるなら395を先に比較 |
| NPUの公称TOPSを重視 | TOPS差だけでは495を選ばない |
| ローカルAIの作業全体に128GB超が必要 | 192GB構成の495 |
| AMD PRO Technologiesが導入条件 | 495 |
| 静音性・省電力・端子が最優先 | CPU型番ではなく完成品で比較 |
よくある質問
Ryzen AI Max+ PRO 495とRyzen AI Max+ 395の最大の違いは何ですか?
購入時に最も重要な違いは、対応する最大メモリ容量とAMD PRO Technologiesの有無です。 495は最大192GBでPRO機能に対応し、395は最大128GBでPRO機能には対応しません。両製品のCPUはどちらもZen 5の16コア/32スレッドです。
Ryzen AI Max+ 395の128GBメモリで70BのローカルLLMを使えますか?
128GBの搭載モデルは検討対象になりますが、「70Bなら必ず快適に動く」とは言えません。 必要な容量と速度は、モデルの量子化方式、コンテキスト長、実行ソフト、同時起動するアプリで変わります。購入前に、使うモデルの構成を決めて必要メモリを確認してください。
Ryzen AI Max+ PRO 495の192GB構成を選ぶべきなのはどんな人ですか?
使用予定のモデルや同時作業に128GBを超えるメモリが必要な人です。 128GB以内で要件を満たすなら、メモリ容量だけを理由に192GB構成を選ぶ必要はありません。なお、192GBは495搭載PCすべての標準容量ではなく、完成品ごとに確認が必要です。
NPUが55 TOPSの495は、50 TOPSの395よりLLMの回答が速いですか?
NPUの公称TOPSだけでは、LLMの生成速度は比較できません。 使用する実行ソフトがCPU・内蔵GPU・NPUのどれを利用するかを確認し、速度を重視する場合は同条件の実機テストを参照してください。
個人利用でもRyzen AI Max+ PRO 495の「PRO」機能は必要ですか?
組織の端末管理要件がなければ、PRO機能を購入の必須条件にする必要はありません。 一方、会社や研究室でAMD PRO Technologiesを導入条件としている場合は495を候補にし、必要な管理機能がPC本体と運用環境で利用できるか確認してください。
ACEMAGIC F9Aの128GBモデルを後から192GBに増設できますか?
いいえ。ACEMAGICが案内するF9Aの128GBモデルと192GBモデルは、いずれもオンボードメモリで増設できません。 将来128GBを超える構成が必要になる計画があるなら、注文前に192GBの495搭載モデルを検討してください。












コメントを投稿
コメントは公開される前に承認される必要があるので、ご注意ください。