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【2026年版】HDMIとDisplayPortの違いは?ゲーミングPC・PS5におすすめなのはどっち?

HDMI vs DisplayPort

新しいゲーミングモニターやグラフィックボードを購入した際、多くのユーザーが直面するのが「どのケーブルで接続すべきか」という問題です。HDMIとDisplayPortは、一見すると似たデジタル端子ですが、その特性や得意分野は明確に異なります。適切な接続方法を選ばなければ、ハードウェアの性能(144Hz以上のリフレッシュレートや4K解像度)を十分に発揮できません。この記事では、両者の決定的な違いと、PCゲーム、PS5、オフィスワークなど、目的別の最適な選択肢を解説します。

結論として、最適な選択肢は以下の通りです。

目的・用途 推奨インターフェース 理由
PCゲーム (144Hz以上 / G-SYNC) 👉 DisplayPort (推奨) 高リフレッシュレートでの安定性とG-SYNC互換性のため。
PS5 / Xbox / Switch / テレビ 👉 HDMI (必須) ゲーム機やテレビはHDMI接続が前提。PS5の4K/120HzにはHDMI 2.1が必要。
オフィスワーク / マルチモニター 👉 DisplayPort (推奨) 複数のモニターを数珠つなぎできるMST機能が効率的。

そもそもHDMI / DisplayPortとは?(基礎知識)

HDMIとDisplayPortは、どちらも映像と音声をデジタル信号で伝送する規格ですが、開発背景と主な用途が異なります。

HDMI (High-Definition Multimedia Interface)

HDMIは、テレビ、ブルーレイレコーダー、家庭用ゲーム機(PS5やNintendo Switch)といった「AV家電」を接続するための世界標準規格です。家電製品との幅広い互換性が最大の特徴です。

DisplayPort (DP)

DisplayPortは、コンピューターとモニターを接続するために開発された規格です。PC側の高性能なグラフィック出力(高解像度、高リフレッシュレート)をモニターに余すことなく伝えることに特化しています。

外観の違い

両者はコネクタの形状が異なります。無理に差し込むと破損の原因となります。

  • HDMI: 左右対称に近い台形です。
  • DisplayPort: 片側だけが斜めに欠けた非対称な形状(L字型に近い)です。

【一覧表】HDMI vs DisplayPort 性能比較

現在主流の規格(HDMI 2.1とDisplayPort 1.4a/2.1)を中心とした仕様と機能の違いは以下の通りです。

特徴 HDMI 2.1 DisplayPort 1.4a DisplayPort 2.1
主な用途 テレビ、PS5、AV機器 ゲーミングPC ハイエンドPC
最大帯域幅 48 Gbps 32.4 Gbps 80 Gbps
コネクタ形状 台形 (対称に近い) 非対称 (L字型) 非対称 (L字型)
リフレッシュレート

4K / 120Hz

8K / 60Hz

4K / 144Hz (DSC)

1080p / 240Hz

4K / 240Hz

8K / 60Hz

VRR (可変リフレッシュレート) HDMI VRR G-SYNC / FreeSync 完全対応 G-SYNC / FreeSync 完全対応
マルチストリーム (MST) 非対応 対応 (複数画面) 対応
音声伝送 (ARC/eARC) eARC対応 (高品質) 対応 (一般的ではない) 対応 (一般的ではない)
ケーブル固定 ラッチなし ラッチ (ツメ) あり ラッチ (ツメ) あり

DisplayPortのコネクタには、抜け止めのための物理的な「ラッチ(ツメ)」が付いていることが多く、ケーブルを抜く際はコネクタのボタンを押し込みながら引き抜く必要があります。

意外と知らない「バージョンの落とし穴」

コネクタの形状が同じでも、ケーブルの「バージョン」によって性能は大きく異なります。

HDMIの主要バージョン

  • HDMI 2.0: 現在のスタンダード。4K/60Hzに対応し、一般的なPCモニターやテレビで採用されています。
  • HDMI 2.1: PS5で4K/120Hz映像を出力するために必須です。帯域幅が大幅に拡張されています。

DisplayPortの主要バージョン

  • DisplayPort 1.4: 現在のゲーミングPCにおける主流。WQHD/165Hzや、DSC(圧縮技術)を用いた4K/144Hz出力に対応します。
  • DisplayPort 2.1: 将来を見据えた最新規格。超高解像度・超高リフレッシュレートに対応しますが、対応機器は限定的です。

【目的別】あなたはどっちを選ぶべき? (シーン別推奨)

PCゲーマー (Apex Legends, Valorantなど)

推奨:DisplayPort 1.4a 以降

PCでFPSなどの競技性の高いゲームをプレイする場合、DisplayPortが最適です。144Hz、240Hz、あるいはそれ以上の高リフレッシュレートを安定して出力でき、NVIDIA G-SYNCなどの同期技術との互換性も優れています。

コンソールゲーマー (PS5, Xbox Series X, Switch)

推奨:HDMI (PS5/XboxはHDMI 2.1)

PlayStation 5やNintendo SwitchはHDMI接続が前提であり、DisplayPort端子は搭載されていません。特にPS5で4K/120Hzプレイを行うには、モニターとケーブルの両方が「HDMI 2.1」に対応している必要があります。

注意:市販の「DisplayPort to HDMI変換ケーブル」の多くはPCからテレビへの片方向接続用であり、PS5からPCモニターへの出力には使用できません。

クリエイター / オフィスワーク

推奨:DisplayPort

DisplayPortの「マルチストリームトランスポート (MST)」機能を利用すれば、対応モニターを数珠つなぎ(デイジーチェーン)にするだけで、PCから1本のケーブルで複数の画面に出力できます。配線を整理し、効率的な作業環境を構築できます。

よくあるトラブルと対処法 (Q&A)

高リフレッシュレートモニターなのに60Hzしか出ない。

Windowsの「ディスプレイ設定」>「アダプターのプロパティ」>「モニター」タブから、手動でリフレッシュレートを144Hzなどに変更してください。接続しただけでは自動で切り替わらない場合があります。

画面に「No Signal」と表示される。

モニターのOSDメニューで、入力ソースが正しく選択されているか確認してください(例:「HDMI 1」に接続しているのに設定が「DisplayPort」になっている)。

HDMI 2.1対応機器に古いHDMIケーブルを使えるか?

映像は映りますが、性能は制限されます。例えばPS5にHDMI 2.0ケーブルを使用すると、出力は4K/60Hzが上限となり、120Hzでのプレイはできません。

失敗しないケーブルの選び方

ケーブルの品質は通信の安定性に直結します。

  • 認証マーク: HDMI 2.1なら「Ultra High Speed HDMI Cable」、DisplayPortならVESA認証を受けた製品を選んでください。
  • 長さ: 信号減衰を防ぐため、2m~3m程度の長さを推奨します。
  • メーカー: Anker、UGREEN、Cable Matters、Elecomなどの信頼できるブランドを選ぶことで、トラブルを未然に防げます。

まとめ

HDMIとDisplayPortは、それぞれの得意分野が異なります。PCで高リフレッシュレートのゲームをするならDisplayPort、PS5やテレビと接続するならHDMIを選んでください。接続するデバイスの仕様を確認し、目的に合った正しいケーブルを選択しましょう。

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